気づいたときにはもう手遅れ!?

そうならないために自覚症状のない病気への対策をしょう

病気の自覚症状を医師に伝える際のコツとは

病気について自覚症状がある時に気になるのが、どのように医師に伝えると良いのかということである。患者がそれほど多くない病院であれば診察に時間をかけられるが、人気の病院では診察の時間が1分前後であることも珍しくない。自身の自覚症状を上手く伝えるコツを知っておくと、症状について理解してもらいやすくなる。

まず、医師に伝えることは症状が出た箇所についての詳細である。お腹や胸など自覚症状がある場所を具体的に、広範囲なのか一部だけなのかなど範囲についても伝えると良い。症状が出る箇所が変化するのかについても伝えると良い。

次に、どんな時に症状が出るのかについて具体的な例を踏まえて伝える。痛みや痒みが始まったきっかけやタイミング、どんな動きをした時に症状が出るのか思い出してみるのが有効である。症状が始まった時期だけでなく、症状に波はあるのか、現在はどうなのかなど時系列で伝えることを意識してみると良い。

さらに、症状によって日常生活で困っていることについても伝えるのが重要である。具体的に、痛くて夜眠れない、痛みで仕事に集中できないという風に伝えるのがおすすめだ。また、今までに経験した痛みや辛さと比べてどのくらい大変なのか伝えるのも有効である。

自覚症状について医師に伝える際は、お薬手帳や健康診断の結果などを持って行くと役立つ可能性が高い。他にも、家族のかかった病気や既往歴についてまとめたメモを持って行くと医師が診察する際に役立つ。

自覚症状がない病気について

病気には自覚症状があると思う人もいるかもしれないが、自覚症状を感じない病気は意外に多い。病気が発見された時には遅かったという事態にならないためにも、自覚症状のない病気や病気による合併症などについて知っておくと役立つ。偏った食事や過度の飲酒などが原因の生活習慣病には、糖尿病や脂質異常症、高血圧などが存在する。

自覚症状がない病気として有名なのは、インスリンの作用が不十分であることが原因で起こる糖尿病である。喉が渇きやすくなる、たくさん食べてもやせてしまうなど自覚症状は出るが、何かしらの違和感があった時にはかなり進行している可能性が高い。合併症では、動脈硬化性の病気、感染症にかかりやすくなるなどが起こりうる。

自覚症状がない病気には、血液中の脂質の値が基準と異なる脂質異常症もある。血液がドロドロした状態の病気で、自覚症状なくある日突然、心筋梗塞になって倒れるリスクがある。食事に気を付ける、健診で病気の疑いがあると言われた時に放置しないことで重症化を避けられる可能性がある。

高血圧も自覚症状がない病気であるため、十分な注意が必要だ。放っておくと心臓や血管への負担を増やし、脳卒中心筋梗塞にかかるリスクを高める。朝起きてすぐのタイミングや夕方などに血圧をはかるのがおすすめだ。最高血圧最低血圧の差は40〜60mmHGが正常とされているので、基準よりも差が大きい場合は医師に相談することも検討してみるとよい。

自覚症状のない病気の発見のためには、健診・検診を受けることが重要だ。健診と検診の違いや自覚症状との関連性が気になる方は、併せてコチラの記事をチェックすることをおすすめする。